今週みた映画 2026.01.04-01.10

『世界一不運なお針子の人生最悪な1日』

2024年製作/100分/G/アメリカ・スイス合作
原題または英題:Sew Torn
配給:シンカ
監督:フレディ・マクドナルド
シネ・リーブル池袋

19歳で制作した同名短編で注目を集めたフレディ・マクドナルド監督による初長編作品。麻薬取引の現場に遭遇。拳銃と大金の入ったトランクケースを前に<完全犯罪(横取り)><通報><見て見ぬふり>の3つの選択肢が頭によぎる…。

🤓若い女性バーバラは、お針子としての腕はごく平凡。ビジネスの才も接客の才もまるでない。ところが、犯罪に絡む針と糸のトリックになると、突如として類いまれな天才ぶりを発揮する──え? あれって結局夢? ──とにかく奇妙でテンポのいいクライムサスペンス。しかも物語の舞台となるスイスの小さな村は、あまりに美しい。

『SEX』

2024年製作/118分/G/ノルウェー
原題または英題:Sex
配給:ビターズ・エンド
監督:ダーグ・ヨハン・ハウゲルード
音楽:Peder Capjon Kjellsby
早稲田松竹

特集上映「オスロ、3つの愛の風景」。ベストセラー作家や図書館司書という経歴を持つノルウェーのダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督が、ノルウェーの首都オスロを舞台に「恋」「愛」「性」にまつわる3つの風景を描くトリロジーの第1作。

🤓煙突掃除夫の中年男性が、同僚に男性客との性体験を打ち明ける場面から物語は始まる。一体どんな展開に?と面食らうが、その一言が本人やその家族たちに静かな波紋を広げ、対話を生む。彼らがたどり着いた結論は、互いを思いやる優しさに満ちたものだった。それは刹那的な印象もあるけれど、それこそが人生って感じで良かった。劇伴として流れるエモーショナルなジャズも心地よく響く。