『水の中で』
2023年製作/61分/G/韓国
原題または英題:In Water
配給:ミモザフィルムズ
@ユーロスペース
特集上映「月刊ホン・サンス」/大学卒業後、俳優業に専念していた青年ソンモは、自主制作で短編映画を監督しようと決意する。かつての同級生ふたりを連れ、リゾート地として知られる済州島へ向かうが、思うようにシナリオは書けず、煩悶しながら海辺を散策していた。
🤓 ぼんやりとした映像、何も起こりそうにもない展開。のんびり構えていたらラストで胸を撃ち抜かれた。なんてこったホン・サンス。
『DREAMS』
2024年製作/110分/G/ノルウェー
原題または英題:Drømmer
配給:ビターズ・エンド
@早稲田松竹
特集上映「オスロ、3つの愛の風景」/女性教師のヨハンナに初めての恋をした17歳のヨハンネは、恋焦がれる思いや高揚感を手記にしたためる。第75回ベルリン国際映画祭にて、ノルウェー映画として初めて最高賞の金熊賞を受賞した。
🤓少女の繊細かつ前のめり気味な恋心が愛しい。音楽は心情とエグいくらいに結びついて果てしなくエモーショナル。しかし少女は知的なので溺れすぎず、ドライなスタンスを持ち続けているのがまた良かった。
『手に魂を込め、歩いてみれば』
2025年製作/113分/G/フランス・パレスチナ・イラン合作
原題または英題:Put Your Soul on Your Hand and Walk
配給:ユナイテッドピープル
@シネ・リーブル池袋
イスラエルによるガザ攻撃が続いていた2024年、セピデ・ファルシ監督は現地の人々の声を世界に届ける必要性を感じていた。ガザは封鎖され行くことができないため、監督はガザ北部に暮らす24歳のフォトジャーナリスト、ファトマ・ハッスーナとのビデオ通話を中心とした映画の制作を決意する。
🤓紛争の街で「普通に」暮らすことは出来ない。ガザ在住の若きフォトジャーナリスト・ファトマは将来の夢も親しい人々も奪われながらも、凄惨な環境での生活をスマホ通話でレポートし続ける、笑顔とユーモアを忘れずにしながら。同じ地球に住んでいるのに、あまりの現実の違いに言葉を失ってしまった。
『リトアニアへの旅の追憶』
1972年製作/87分/アメリカ
原題または英題:Reminiscences of a Journey to Lithuania
配給:ダゲレオ出版
@ブルースタジオ BLUE STUDIO
映画作家、詩人、映画批評家などの顔を持ち、実験的映画の数々で知られる米インディペンデント映画界のジョナス・メカス監督が、ナチスに追われてアメリカに亡命した後、27年ぶりとなった故郷リトアニア再訪が実現するまでとなる1950~72年の間に撮影したドキュメンタリーフィルム
🤓ホームビデオのように牧歌的な森の中の一軒家――外での煮炊き、ダンス、ふざけ合い、笑顔を交わす家族たち。だが、それらは実は、収容所や亡命という極めて困難な日々への逆説的なイメージであることを知る。

