『コート・スティーリング』
絶好調のオースティン・バトラー(『エルヴィス』『ザ・バイクライダーズ』『デューン 砂の惑星 PART2』『エディントンへようこそ』)主演、鬼才ダーレン・アロノフスキー監督による巻き込まれ系ノワール・アクション。原作はチャーリー・ヒューストンの同名小説。舞台は1998年のNY。
メジャーリーグ入りが確実視された高校野球青年だったハンクは自身が起こした事故で夢が潰れ、いまは故郷LAを離れNYでバーテンダーとして日々をやり過ごす。ある日、隣人のパンクスから飼い猫を預かったことをきっかけにマフィアと警察から追われる羽目に。敵たちの残忍な攻撃、何度となく起こるフラッシュバックするトラウマ、反撃は野球ベース、1998年NYの風景(KIM’S VIDEOの前を走り抜けるシーンもあるよ)、とっても可愛い猫、複雑に絡み合ったストーリー、痛快でダークな展開。最高です。
2025年製作/107分/PG12/アメリカ
原題または英題:Caught Stealing配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
監督:ダーレン・アロノフスキー
@TOHOシネマズ 池袋
『Black Box Diaries』
性加害トラブルの被害者であり、それを取材するジャーナリストであり、さらにその様子をカメラに納める映画監督である、伊藤詩織氏。パーソナルとジャーナリズムとドキュメンタリー、時折心情が勝った表現になって、全編のバランス取れているとは思えなかったけれど、その揺らぎはで胸に訴えるものがあると感じた。
2024年製作/102分/G/イギリス・アメリカ・日本合作
原題または英題:Black Box Diaries
配給:スターサンズ、東映エージエンシー
監督:伊藤詩織
kino cinema新宿
『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』
1984年、32歳の坂本龍一──そして東京の息づかい。監督はマルチメディア・アーティスト、エリザベス・レナード。5名のスタッフと1週間ほどの撮影期間、小さなプロジェクトの機微を活かした、繊細で親密な空気に満ちたドキュメンタリー。16mmフィルムを4Kでレストアしたスタンダードサイズの映像が、2026年にスクリーンに映し出される。その佇まいは、とてもエモい。
1985年製作/62分/G/フランス・日本合作
原題または英題:Tokyo melody: un film sur Ryuichi Sakamoto
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ
監督:エリザベス・レナード
@ヒューマントラストシネマ渋谷
『ふつうの子ども』
ちょっとのんびり屋の小学生・唯士が恋したのは、環境問題に熱心なクラスメイトの心愛。彼女に近づく為環境について学び、晴れて環境活動友達になるが、活動はエスカレートしてゆき、学校や家庭、さらには地域全体を巻き込む騒動へと発展する。
一見穏やかな日常の裏に、多くの問題を抱えていることを炙り出す、ポジティブさとほろ苦さが同居する、魅力あふれる秀作。
2025年製作/96分/G/日本
配給:murmur
監督:呉美保
@早稲田松竹
『黒の牛』
⼗⽜図という、禅の修行のプロセスを10枚の絵と詩で表現した悟りの道程を、フィルム・オンリーで、8年をかけ撮り上げた執念の映像詩。厳しくも豊かな自然風景は、奥深く幻想的。世界観に身を預ける体験的映画。
2024年製作/114分/PG12/日本・台湾・アメリカ合作
配給:ALFAZBET、ニコニコフィルム、ムーリンプロダクション
監督:蔦哲一朗
@K’s cinema

