今月の映画リスト

『ツーリストファミリー』

スリランカでは26年におよぶ内戦と経済破綻により多くの国民が貧困に陥り、隣国インドへの経済難民が増加していた。夫ダースと妻ワサンティ、息子のニドゥとムッリの4人家族は母国での困窮生活に見切りをつけ、夜に紛れてインドに密入国する。 スリランカからインドに密入国した一家が巻き起こす善意の連鎖とささやかな奇跡を、笑いと涙を交えながら描いたインド映画。

2025年製作/127分/G/インド
原題または英題:Tourist Family
配給:SPACEBOX
監督:アビシャン・ジービント


『ブゴニア』

世界的に知られた製薬会社のカリスマ経営者ミシェルが、何者かに誘拐される。犯人は、ミシェルが地球を侵略する宇宙人だと固く信じる陰謀論者のテディと、彼を慕う従弟のドン。2人は彼女を自宅の地下室に監禁し、地球から手を引くよう要求してくる。

2025年製作/118分/PG12/アイルランド・イギリス・カナダ・韓国・アメリカ合作
原題または英題:Bugonia
配給:ギャガ
監督:ヨルゴス・ランティモス


『私のすべて』

パリ郊外に暮らすシングルマザーのモナは、若くして授かった発達に遅れのある息子ジョエルをひとりで育ててきた。現在30歳過ぎのジョエルは、障がい者のための職業作業所で働いている。モナとジョエルは互いを支え合い、いたわりながら暮らしてきた。そんなある日、ジョエルと同じ施設で働くオセアンが、彼の子どもを妊娠する。2人の関係について何も知らなかったモナは動揺し、母子の絆も揺らぎはじめる。

2024年製作/95分/R15+/フランス
原題または英題:Mon inséparable
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
監督:アンヌ=ソフィー・バイイ


『センチメンタル・バリュー』

オスロで俳優として活躍するノーラと、家庭を選び夫や息子と穏やかに暮らす妹アグネス。ある日、幼い頃に家族を捨てて以来、長らく音信不通だった映画監督の父・グスタヴが姿を現し、自身にとって15年ぶりの新作となる自伝的映画の主演をノーラに打診する。

2025年製作/133分/G/ノルウェー・フランス・デンマーク・ドイツ合作
原題または英題:Affeksjonsverdi
配給:ギャガ
監督:ヨアキム・トリアー


『レンタル・ファミリー』

かつて歯磨き粉のCMで一世を風靡したものの、近頃は世間から忘れ去られつつあるアメリカ人俳優フィリップ。俳優業を細々と続けながら東京で暮らし、すっかり街になじんでいた。そんなある日、フィリップはレンタル・ファミリー会社を経営する多田から仕事を依頼される。

2025年製作/110分/G/アメリカ
原題または英題:Rental Family
配給:ディズニー
監督:HIKARI


『嵐が丘』

イギリス北部ヨークシャーの荒涼とした高台「嵐が丘」にたたずむアーンショウ家の屋敷。美しい令嬢キャサリンは、屋敷に引き取られた孤児ヒースクリフと幼い頃から心を通い合わせていた。やがて大人になったふたりは強くひかれ、愛し合うようになるが、身分の違いや時代の渦に翻弄され、予期せぬ運命をたどる。

2026年製作/アメリカ
原題または英題:Wuthering Heights
配給:東和ピクチャーズ、東宝
監督:エメラルド・フェネル


『死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ』

フランス人作家オリビエ・ゲーズの世界的ベストセラー小説「ヨーゼフ・メンゲレの逃亡」を原作に、「チャイコフスキーの妻」「リモノフ」の鬼才キリル・セレブレンニコフ監督が映画化。終戦後の潜伏生活を軸に、息子との対話やモサドによる追跡を交錯させながら、収容所での“過去”はカラー映像、“現在”はモノクロ映像で表現し、ナチズムに支配された男の狂気を冷徹な眼差しで描き出す。

2025年製作/135分/R15+/フランス・ドイツ合作
原題または英題:Das Verschwinden des Josef Mengele
配給:トランスフォーマー
監督:キリル・セレブレンニコフ


『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』

「ボトムス 最底で最強?な私たち」のエマ・セリグマン監督がコロナ禍の2020年に発表した長編デビュー作で、セリグマン監督がニューヨーク大学ティッシュ芸術学部の卒業制作として手がけた短編「Shiva Baby」を長編映画化。

2020年製作/78分/G/アメリカ・カナダ合作
原題または英題:Shiva Baby
配給:SUNDAE
監督:エマ・セリグマン


〈特集上映〉チャールズ・バーネット エブリデイ・ブルース

アフリカ系アメリカ人の日常と人間性をスクリーンに映し出し、アメリカ映画に静かな革命をもたらした伝説の映画作家チャールズ・バーネット。初期代表作を日本劇場初公開。


「クロード・シャブロル傑作選」

恐怖とユーモアが共存する作品を数多く手がけてきたシャブロル。本特集では、1960年代後半から1970年に発表され、当時シャブロルの妻だったステファーヌ・オードランが主演を務めたサスペンス作品3本が上映される。
https://claudechabrol2026.jp/